シンポジウム 『今、求められる研究者像と人材育成』<開催趣旨>地球規模での気候温暖化、人口問題、食料問題など様々な深刻な問題を抱える中、社会の持続的発展を目指して、今求められる研究者のあるべき姿を明らかにし、その人材育成をどのように行っていくかについて、産学官それぞれの立場を代表する方々に語っていただき、共に探っていきます。 【日時】2008年1月21日(月)13:00-17:30 【会場】秋葉原コンベンションホール 【主催】独立行政法人産業技術総合研究所 <プログラム概要>■研究者の人材育成に関する現状と課題講演者:吉川 弘之 産業技術総合研究所理事長 人類が抱える諸問題を解決する発展を実現するには、環境を維持しつつ経済発展する持続性と、世界の生活や文化の多様性を認め合う国際的ガバナンスとを主たる目標とすることが必要との認識に立ち、そのための研究人材育成の方法と場を提案する。 ■持続可能な社会の達成を目指して講演者:小宮山 宏 東京大学総長 講演者が提案しているビジョン2050すなわち、持続可能な社会を2050年に達成するために具体的にどのような技術革新を行っていくべきかについて示していただき、併せてそのための人材育成について語っていただく。 ■大学における知の創造と育成すべき人材像講演者:岩崎 洋一 筑波大学長 我が国の財政状況や18歳人口の減少など大学を取り巻く環境が厳しさを増す一方で、人類社会が抱える諸課題解決に資する最先端の研究成果の創出とそれを担う人材の育成において大学が果たすべき役割は増大しつつある。 筑波研究学園都市の中核的教育研究機関である筑波大学の将来ビジョンについての考え方を示しながら、大学における知の創造と育成すべき人材像についての課題提起を行う。 ■21世紀の農業技術開発と人材育成講演者:堀江 武 農業・食品産業技術総合研究機構理事長 環境を保全しつつ、増加する地球人口を扶養する食料やバイオ燃料など生物資源生産の拡大という、極めて困難な課題に21世紀の人類は直面している。 その解決を図りつつ、持続的で活力ある日本農業の構築を目指す技術開発研究と、それを担う研究者像及び人材育成について論ずる。 ■企業が期待する研究人材像とその育成講演者:庄山 悦彦 株式会社日立製作所取締役会長 企業側から見た今後期待される研究人材像、例えば次の時代に新しい息吹を与え続けることのできる、開拓者精神を持った人材像を示していただく。 また、期待される人材を育成するための企業自身の姿勢、産学官の連携のあり方について語っていただく。 ■総合パネル討論: テーマ:今求められる研究者とその育成~方法、場づくり、連携 詳細プログラム及びお申込(オンライン登録、無料)は下記アドレスから:
http://www.aist-careerpath.com/
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