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科学技術社会論学会 (Japanese Society for Science and Technology Studies)  
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2017/09/21 Thursday 15:56:03 JST
 
 
PCST-9協賛国際シンポジウム PDF プリント メール

PCST-9協賛国際シンポジウム

「科学を語り合う――サイエンスコミュニケーションの方法と実践」
Communicating Science: The Method and Practice of Science Communication

【開催主旨】

携帯電話などの工業製品、健康・医療・食品分野など、今や、科学技術の恩恵なしに、わたしたちの生活は考えられません。しかし、その根底にある科学や技術に対する親近感は、全体になんとなく薄れつつあるというのが現状です。それでよいのでしょうか。

科学技術に無関心な人が多いまま、もっと暮らしやすい社会が実現できるとは思えません。こうした現状は日本に限ったことではなく、世界共通の問題です。そんな状況を打開するために、さまざまな立場の人が同じ土俵で科学技術について語り合うというのが、サイエンスコミュニケーションの基本理念です。その理念をもっと広めるために何をすべきか、何ができるのかを議論する国際会議が、韓国ソウルで開かれます(PCST-9)。

日本でも、みなさんといっしょに語り合う機会を設けました。一人でも多くの参加をお待ちします。

◇期日:2006年5月23日(火)13:00~17:30(開場12:00)
◇会場:日本大学カザルスホールhttp://www.nu-casalshall.com/
 (交通:JR御茶ノ水駅お茶の水橋口から徒歩4分)
◇対象:この分野に関心をお持ちの専門学校生・大学生以上のすべての方

◇参加費:無料(ただし、事前登録が必要です)
◇日英同時通訳付

■プログラム (直前の変更もありえます)

特別基調講演 パトリック・ヴィッテ・フィリップ(欧州委員会研究総局広報担当官)
 「科学研究のコミュニケーション――ヨーロッパの取り組み」

本報告では、以下の点について講演する。1)欧州における科学研究の目的と体制、優先事項について、とくに「科学と社会」領域に焦点をあてて概観する。2)サイエンスコミュニケーションに関わるすべての人々(科学者、ジャーナリスト、広報担当者、政策立案者)にとって、ヨーロッパにおける科学研究のコミュニケーションがEUレベルでなぜ必要とされるのか、その経済的・社会的・政治的な根拠を明らかにする。また、実際にどのような試みがなされているのかについて、とくに情報へのアクセス、トレーニング、職業の社会的認知という点に焦点をあてて紹介する。3)さまざまな領域について、ヨーロッパにおける科学研究のコミュニケーションの動向、展開、成果を概観する。また、ジャーナリスト、科学者、博物館学芸員、イベント主催者などが担うそれぞれの役割と責任について検討するとともに、テレビやラジオなどの既成のメディアや、インターネット、携帯、ポッドキャスト、さらには映画やテレビドラマなどの新しいメディアがどのような可能性をもたらすのかを検討したい。

基調講演1 リチャード・ホリマン(英国オープンユニバーシティ講師)
 「科学に関心を持つ市民の環をつなぐ」

イギリスでは、古くから市民を科学の世界に関与させようという試みがなされてきた。1851年に万国博覧会が開催されたことや、ロイヤル・インスティテューションに1820年代に公開講座が導入されたことからも、科学者たちが一般の人々に対して、自分たちの情熱や熱意を伝え、知識を共有しようとしてきたことを垣間見ることができる。最近では、「市民の科学理解(PUS)」というアプローチが欠如モデルとして批判されるなかで、透明で建設的な対話、相談、討議の場に市民を関与させようという試みがなされるようになってきた。本講演では、フォーマルラーニングやインフォーマルラーニングの事例、地域コミュニティにおける市民関与型プロジェクト、討議型市民関与の実践などを例に取り、多様な市民関与型の取り組みについて検討する。最後に、科学に関心を持つ市民が、ネットワークを形成して科学をめぐる課題に関与するための革新的な方法として、新しいメディアを使ったシティズンシップ型市民関与の事例について紹介したい。

基調講演2 アン・グランド(英国ジュニア・サイエンスカフェ副代表)
 「ジュニア・サイエンスカフェの試み」

 ジュニア・サイエンスカフェ(ジュニア・カフェシアンティフィーク)は、「カフェ」のような、肩肘張らずリラックスした雰囲気で、中学・高校の生徒たちが実際の科学者に出会い、一緒になって科学や技術をめぐる現代的な課題について探求する貴重な場を提供する。サイエンスカフェを取り仕切るのは生徒であり、彼らがトピックを選び、サイエンスカフェを運営し、さらには教室での経験に基づいて、参加者が関心を持つように振り向けさせる。カフェは全員に対して開かれた場であり、あらゆる年齢の、あらゆる身分の、あらゆる関心を持った教師と生徒が参加する。21世紀に成人を迎える市民として、彼らはさまざまな役割を担い、多くの重要や決断を迫られる。地球温暖化、遺伝学、神経科学など昨今の新聞を覆っている話題は、すべての人々に、それもとりわけ若者たちに影響を与えることになるだろう。中高生たちはいろいろな話題について話すことを楽しんでいる。このプロジェクトは、そのような議論を促すために、彼らがその背景にある科学と正面から向き合い、その帰結について討論する場をもたらす。ジュニア・サイエンスカフェは、生徒たちと一線の科学者をつなぎ、教室での理論と日々の実践を、そして抽象的な概念と実世界の関心事項を結びつけるのである。

国内招待講演1 小林 傳司(大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授)
 「日本におけるサイエンスコミュニケーションの課題」

 2005年は日本の科学技術コミュニケーション元年ともいうべき年であった。3大学で「科学コミュニケーター養成」ユニットが採択され、科学技術白書、日本学術会議などがアウトリーチ活動の重要性を打ち出した。日本における近年の科学技術コミュニケーションへの関心の高まりの背景に何があるのか、またどのような活動がここには含まれているのか、を概観し、今後の課題について皆さんと討議する機会としたい。

国内招待講演2 佐々義子(くらしとバイオプラザ21主任研究員)
 「バイオカフェの試み――サイエンスコミュニケーションの一方策として」

 くらしとバイオプラザ21では、2002年の発足時から談話会、見学会、実験教室などを行い、少人数で双方向性の高いイベントほどバイオテクノロジーへの親近感が増し、理解が深まるというアンケート結果を得てきた。そこで、「くらしとバイオテクノロジー」をテーマにバイオ版サイエンスカフェである「バイオカフェ」を実施し、参加者が高い満足感を得ることがわかった。これらの知見をもとにバイオカフェの展望について考える。

国内招待講演3 田辺玲奈(国立科学博物館学習課)
 「学びの連鎖を目指して――上野の山の文化資源を活用する」

国立科学博物館では,上野の山に位置する様々な博物館・美術館・動物園や生涯学習施設等の各種施設と連携して,ジュニア向けの「上野の山ミュージアムクラブ」,一般・成人を対象とした「大人の総合講座-上野学のススメ」等を実施してきた。上野の山の文化資源を総合的に活用した,人々をつなぐ学びの連鎖について,実際の活動事例を通じて報告を行う。

国内招待講演4 高田浩二(海の中道海洋生態科学館(マリンワールド海の中道)館長)
 「マリンワールドの挑戦――実物教育の限界と情報教育の未来」

学校教育でも社会教育でも、本物を見る、触る、出会う「実物教育」に高い教育効果が認められている。しかし実物資料を使った学習には、破損や汚損の問題、マス(大人数)の参加が困難などから、いくつかの限界点がある。その問題を補完するのが、情報技術やデジタル教材などを活用した「情報教育」である。海の中道海洋生態科学館では、実物資料と情報資料を適材適所に組み合わせた学習に取り組んできた。これらを、これからの科学コミュニケーションのあり方の一つとして提案したい。

まとめ&全体討論 渡辺政隆(科学技術政策研究所総括上席研究官)

オプショナルセッション「サイエンスキャバレー」(18:00~19:30)
 ゲスト:桜井進(サイエンスナビゲーター)「楽しき哉、数学」

(講演終了後、カザルスホール内レセプション会場にて、ドリンク片手にサイエンスショーを見ながら楽しく科学を語らいます。ふるってご参加ください。)

◇お問い合わせ・申込先:

政策研国際シンポジウム事務局((株)サイマル・インターナショナル内)
 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-25-5虎ノ門34MTビル1F
 E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい  TEL:03-3539-3140 FAX:03-3539-4530

◇お申し込み方法:

上記事務局宛に、Eメール、ファクスまたはハガキで、住所・氏名・年齢職業を明記の上、オプショナルセッション参加希望も含めてお申し込みください。後ほど参加票をお届けします。

◇参加申込締め切り日:

2006年5月17日(水) 【締め切り後も座席に余裕があれば受け付けます】

◇主催等

主催: 文部科学省科学技術政策研究所 http://www.nistep.go.jp/
    ブリティッシュ・カウンシル http://www.britishcouncil.org/jp/japan-science.htm
後援: 日本大学藝術学部


プレイベント、ポストイベント 

また、今回の国際シンポジウムにあわせて、下記のプレイベント、ポストイベントが行われます。あわせまして、ふるってご参加ください。

◇プレイベント◇

5月22日(月)19:00~21:00
 「科学とメディアを語る夕べ」(仮)

ゲスト
リチャード・ホリマン(英国オープンユニバーシティ講師)
佐倉統さん (東京大学大学院情報学会助教授・NHK教育・サイエンスZEROゲストコメンテーター)

テーマ
 多くの市民にとってメディアは最新の科学情報を入手するために欠かせません。しかし、市民はメディアの発する情報を受動的に受け取るだけの存在ではありません。近年のメディア研究によれば、メディアと科学者、研究施設、利害関係者、活動家、そして一般市民との関係は複雑で繊細なものです。これらの議論を概観したえうえで、英国のメディアにおける最近の技術発展や政策動向がどのような影響をもたらすのか、ホリマン博士が語ります。手短なプレゼンテーションの後には、英国と日本の科学とメディアについてディスカッションを設けます。

会場: Marunouchi Cafe 倶楽部21号館(http://www.marunouchicafe.com

東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビル Tel: 03-5288-6125
アクセス:千代田線「二重橋前駅」B7出口より徒歩3分、有楽町線「有楽町駅」A2出口より徒歩5分、山手線「有楽町駅」丸の内口より徒歩5分。丸の内仲通り「新東京ビル」1階

主催: ブリティッシュ・カウンシル、文部科学省科学技術政策研究所

参加: 参加無料 事前登録 ワンドリンク付 通訳付

◇ポストイベント◇

5月24日(水)17:00~19:00
 「サイエンスカフェの方法と実践」(仮)

ゲスト: アン・グランド(英国ジュニア・サイエンスカフェ副代表、ブリストル・サイエンスカフェ事務局ほか),中村征樹(科学技術政策研究所研究官)

テーマ
 ブリストル・サイエンスカフェ事務局のアン・グランドが、自己の経験を踏まえ、英国で科学に対して広い参画と話し合いの場を設けるサイエンスカフェの成功法について語ります。サイエンスカフェ実施のための重要な要素、課題などを紹介します。プレゼンテーションの後には、日本のサイエンスカフェをより充実させるための意見交換を兼ねたオープンディスカッションを計画しております。

会場: ブリティッシュ・カウンシル
 (JR・東京メトロ・都営地下鉄 飯田橋駅より徒歩4分)
 http://www.britishcouncil.org/jp/japan-english-learn-tokyo.htm
 〒162-0825 東京都新宿区神楽坂1-2 Tel 03-3235-8031 / Fax 03-3235-8040

なお、詳細は、後日、ブリティッシュ・カウンシルの下記サイトに掲載される予定です。
http://www.britishcouncil.org/jp/japan-science-communication.htm

いずれのイベントも、事前登録をお願いいたしております。
E-mailに住所・氏名・年齢・職業を明記の上、 このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい
までお送りください。

◇プレイベント/ポストイベントに関するお問い合せ先:

ブリティッシュ・カウンシル 科学教育部 辛島
 162-0825 東京都新宿区神楽坂1‐2
 E-mail: このメールアドレスはスパムボットから保護されています。観覧するにはJavaScriptを有効にして下さい
 Tel: 03-3235-8031 / Fax: 03-3235-8040

最終更新日 ( 2006/07/17 Monday 02:35:15 JST )
 
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