発売日:2018/12/20
出版社: 玉川大学出版部
ISBN:978-4-472-18316-4
内容紹介
人工知能そのものが突き付ける倫理的、法的、社会的な課題だけではなく、「人工知能が浸透した社会」において必要とされるガバナンスの仕組みや教育などを、メタ的な視点から議論する。学会内外での議論を通して、人工知能/ロボット研究と科学技術社会論の接点を考える。2017年9月に開催されたワークショップの詳報も掲載。
目次
特集= 人工知能社会のあるべき姿を求めて
- 人工知能社会のあるべき姿を求めて—特集にあたって 江間 有沙
- 人工知能の将来と人間・社会 國吉 康夫
- 人工知能の軍事応用—世界の現状と日本の選択 嘉幡 久敬
- 人間らしいロボットに対する心理的安心 上出 寛子,新井 健生
- 人—機械のインタフェースとインタラクション—人工知能の視点から 大野 元己
- 人工知能とテクノロジーアセスメント—枠組み・体制と実験的試み 城山 英明
- ワークショップを利用したプログラミング教育における創造力可視化の検討 藤堂 健世,江間 有沙
- アルゴリズムと公正—State v. Loomis判決を素材に 山本 龍彦,尾崎 愛美
- Wellbeingを促進する情報技術のためのガイドライン 安藤英由樹
- 多様な価値観への気づき支援—議論の可視化と考察 吉添 衛,服部 宏充,江間 有沙,大澤 博隆,神崎 宣次
- ロボットや人工知能に関する社会的議論の現状について 神崎 宣次
- 人工知能社会のあるべき姿を求めて—人工知能・ロボットについて語る参加型対話イベント実施報告概要 江間 有沙
- 人工知能社会のあるべき姿を求めて—人工知能・ロボットについて語る参加型対話イベント実施報告
論文
- デュアルユース技術研究の大学への期待と外交問題—日本の防衛技術外交と科学技術外交を通じた政策導入 夏目 賢一
書評
- 橋本毅彦(編)『安全基準はどのようにできてきたか』 柴田 清
- 福島真人『真理の工場—科学技術の社会的研究』 日比野愛子