科学技術社会論学会編
出版年月日 2015/03/10
ISBN 9784472183119
判型・ページ数 B5・146ページ
定価 本体3,000円+税
内容紹介
科学的な知識で答えられない、いわゆるトランス・サイエンスという問題。2011年3月に発生した東日本大震災は科学技術社会論の役割、現状と課題、適用限界などを再考させるものとなった。トランス・サイエンスを超える概念を生み出すために、一線の自然科学者を含む、多様な論者を迎えてまとめあげた野心的かつ学際的論考。
目次
特集 = 科学の不定性と東日本大震災
- 本特集の意図 …… 本堂 毅
- 科学における不定性の類型論 ――リスク論からの回帰 …… 吉澤 剛
- トランスサイエンスとしての先端巨大技術 …… 平田 光司
- ラクイラ地震裁判 ――災害科学の不定性と科学者の責任 …… 纐纈 一紀、大木 聖子
- 座談会パート1:科学の不定性と東日本大震災 …… 遠田 晋次、松澤 暢、宮内 崇裕
- 座談会パート2:科学の不定性と東日本大震災 …… 本堂 毅、遠田 晋次、松澤 暢、宮内 崇裕
- 次号特集に向けて …… 寿楽 浩太
論文
- 出生前検査を用いた専門知による人の「生」の支配に抵抗する …… 渡部 麻衣子
話題
- 4S-ECOCITE2014参加記録 …… 藤垣 裕子
- 科学および科学技術とジェンダー …… 小川 眞里子
- 会議報告 …… 山口 富子
書評
- 立川 雅司、三上 直之(編著)『萌芽的科学技術と市民――フードナノテクからの問い』…… 土屋 智子