第9回年次研究大会は、国際科学技術社会論会議(Society for Social Studies of Science)と共同で、2010年8月25日(水)より2010年8月29日(日)までの5日間、東京大学駒場キャンパス(東京都目黒区駒場)で開催された。非会員を含め958名の参加者があり、うち外国人参加者は42カ国からの674名であった。
一般セッションは、218セッションが開催され、22部屋同時並行で11のタイムスロットに分けられて運営された。また、「社会のなかの科学:21世紀の科学者および市民の責任」というテーマで市民公開講座が25日午後に、「グローバルな文脈のなかの科学技術と社会:文化の多様性と一様性」というテーマのプログラム委員長主催のプレナリが25日夕刻に開かれた。さらに、「ICT(情報コミュニケーションテクノロジー)の現在と将来」というテーマのプレジデンタルプレナリが、27日午後に開催された。
加えて、大会シンポジウム(日本語セッション)が開催され、東京大学・伊福部達氏による講演「福祉工学の40年―当事者研究から学んだこと―」および東京大学・熊谷晋一郎氏による講演「道具が手足になるには―自己決定と身体化の間にある矛盾」が行われた。
「学会の活動」『科学技術社会論研究』10, 165(2013)より転載
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