第12回年次研究大会は、第11回東アジアSTSネットワーク会議(East Asian STS (EASTS) Network Meeting)と一部並行して、2013年11月16日(土)より11月17日(日)、東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山)で開催された。参加者数は非会員を含め203名であった。
セッションは最大5つが並行し、合計29のセッション(うち2つは東アジアSTSネットワーク会議と合同)が実施された。
初日、最初の時間帯の2セッションが東アジアSTSネットワーク会議との合同で実施された。さらに2つめの時間帯にも東アジアSTS公開シンポジウムが実施され、二日目の昼休みには東アジアSTSジャーナルに関するイベントが開催されるなど、並行開催を活かした企画が今回の年次大会の特徴であった。午前には上記合同セッションを含む7セッション、午後には4セッションが行われ、総会、柿内賢信記念賞研究助成金授与式が続いた。初日の最後は、東京工業大学生命理工学研究科の本川達雄教授による記念講演「工業大学で生物を教えるということ」が歌も飛び出る和やかな雰囲気の中で行われた。
「学会の活動」『科学技術社会論研究』11, 142(2014)より転載