2016年度より、九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター(CSTIPS)が毎年出展しております、サイエンスアゴラ出展企画「STSステートメント・サイエンスセッション」ですが、2025年度も以下の内容で開催いたします。科学技術と社会の接点の問題や科学コミュニケーションに関心をお持ちの皆様はぜひご参加ください。対面とオンラインのハイブリッド形式で開催いたします。
本企画は「科学技術社会論学会」の後援企画です。
企画概要
九州大学大学院における科学コミュニケーション教育として、大学院生が「STSステートメント」を作成し、毎年3月に福岡市内で開催するサイエンスカフェで市民に向けて発表し、その内容について市民とディスカッションを行っています(2020年度、2021年度、2020年度はオンライン開催)。STSステートメントとは院生の研究成果が将来社会にどのような影響を与えるかを予測し問題が発生しそうな場合(例えば環境問題等) は、それにどう対処するかをまとめた宣言(ステートメント)のことです。それをサイエンスアゴラの場で実演し全国の来場者の皆様との交流を実現したいと思います。この取り組みの狙いは、社会との科学コミュニケーションを通じた大学院生の研究倫理意識の醸成にあります。2025年度も東京会場での対面開催とオンラインのハイブリッド方式で開催いたします。
開催日時
2025年(令和7年)10月25日(土) 10:30~12:00
実施場所
テレコムセンタービル5階オープンスペースE (住所:東京都江東区青海二丁目5番10号)
対面会場定員
先着20名様まで
参加費等
無料です。
[プログラム(敬称略)](予定)
以下の5名の発表候補者から上記のSTSステートメント発表者3名を登壇者として選出いたします。
冒頭 趣旨説明(小林 俊哉)
①STSステートメント「行政×デジタル技術導入にかかる課題とは?~介護現場とAI導入を例として~)」 野島 大輔 九州大学大学院 科目等履修生
②STSステートメント「細胞内サイバネティック・アバターの遠隔制御によって見守られる社会の実現-」 鶴屋 奈央 九州大学大学院 科目等履修生
③STSステートメント「これからの脱炭素社会を見据えて-C.C.S プロセスの社会受容性-」 江崎 丈裕 九州大学大学院 聴講生
④STSステートメント「中小企業の生成AIとのつきあい方」 傳田 潤一 九州大学大学院 科目等履修生
⑤STSステートメント「AIが当たり前な時代の人間の役割とは ~本物の知を生み続ける~」 芥川 愛子 政策研究大学院大学 科学技術・イノベーションプログラム修了
※STSステートメントの演題は事情により変更することがあります。

参加方法
以下に、電子メールまたはお電話でお申し込みください。
オンライン参加ご希望の方には追って、Zoomのご招待アカウントを電子メールにてお送りします。
小林 俊哉 九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター 准教授
E-Mail: kobayashi.toshiya.303 (a) m.kyushu-u.ac.jp
電話: 092-802-6657(直通) 092-802-6654(FAX)
主催
九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター(責任者:小林 俊哉)
後援
科学技術社会論学会