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投稿日 2003年10月1日

『科学技術社会論研究』第2号
― 知の責任 ―

科学技術社会論学会編
玉川大学出版部
B5判並製・192頁
本体3600円
2003年10月
(一般書店でも購入できます)

玉川大学出版部の紹介ページ

目次

特集:知の責任

カネミ油症の通説への疑問 下田守
妥当性境界の形成過程に関する研究 ―考古学における事例研究― 山内保典、岡田猛
妥当性境界形成の力学 ―社会的要因の観点から― 山内保典、岡田猛
先端医療における「成功」とは何か ―日本におけるADA欠損遺伝子治療を例として― 林真理
多元的自然と普遍的言説空間  ―ニホンザル問題における《科学における問わざるを得ない問題》― 丸山康司
農業科学政策の課題と研究体制の確立 ―20世紀初頭イギリスの事例を通して― 並松信久

小特集:市民参加

科学的市民権と市民科学の現在 ―2つの実例から― 平川秀幸、水野玲子、新居照和
市民による学習,研究調査,運動の重層的な実践からみえるもの ―市民科学研究室の取り組みを例にして 上田昌文
市民参加型手法に関するDBTへのヒアリング報告 水野洋子、柳下正治、杉浦淳吉、前田洋枝、松野正太郎


伝統的知識の保護と保全 名和小太郎
工学倫理の教科書 石原孝二
遺伝子データベースとプライバシー 永野秀雄

書評

松本三和夫『知の失敗と社会―科学技術はなぜ社会にとって問題か』 伊勢田哲治
 著者の応答 松本三和夫
林真理『操作される生命―科学的言説の政治学』  柄本三代子
黒田玲子『科学を育む』  川崎雅弘
金森修『負の生命論―認識という名の罪』  蔵田伸雄
小林傳司編『公共のための科学技術』 梶雅範

編集者への手紙

「社会学の個別性を超えて」に関して ―科学技術社会論はいかなる形でありえるのか?― 斎藤光

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