師走らしくない穏やかな晴天に恵まれた令和5年12月9日(土)と12月10日(日)の2日間、大阪大学豊中キャンパス(大阪府豊中市)全学共通教育推進機構講義C棟および豊中キャンパス基礎工学国際棟シグマホールにて、第22回年次研究大会を開催しました。
合計33の一般セッションとオーガナイズドセッション、および大会実行委員会企画によるシンポジウムを実施しました。柿内賢信記念賞関係者、プレス、スタッフを除いた参加者数は215名でした。
初日は、午前に12のセッションを実施しました。午後には、大会実行委員会企画シンポジウム「研究倫理審査をアップデートする: ELSI/RRIを組み込んだ技術開発・社会実装の作法」を開催し、学会員を対象としたアンケート調査結果もふまえて、研究倫理審査の現状や課題についての報告とパネルディスカッションを行いました。学会参加者 約100名(登壇者や関係者を含む)が会場に集い、約80名の皆さまに配信を視聴いただきました。
シンポジウムの開催報告の詳細については、こちらをご覧ください。
シンポジウム終了後は、年次総会を経て、柿内賢信記念賞の授与式が行われました。
夜には、コロナ禍を経て、4年ぶりに対面での懇親会を開催し、100名以上の皆さまにご参加いただきました。会場は終始、熱気を帯びた賑やかさに包まれました。食事には、ヴィーガン/ベジタリアンフードも取り揃えました。
2日目は4つの時間帯すべてが、一般セッションおよびオーガナイズドセッションに当てられ、合計21セッションを実施しました。
全体的な印象として、今大会では、これまでもSTSの研究分野で活躍され、当学会を支えてこられた方々に加え、若い世代の方々の存在感が増したように思われました。これからの学会・研究分野の発展に大きく期待が高まる大会となったのではないでしょうか。
また、これまでと同様、今回も託児サービスを用意しました。事前に寄せられたメールには、「託児のアナウンスがあるということが学会参加への強いモチベーションとなりました」との声もありました。懇親会でも小さなお子さんたちの元気な姿が、一層の賑わいをもたらしていました。
ご参加いただいた皆さま、また運営にご協力いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
第23回大会は東京大学にて開催予定です(日程未定)。また皆さまとお会いし、熱い研究交流が行われることを楽しみにしております。
(文責: 平川秀幸)
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